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血のつながりを越えて父子になった「家族の結婚式」
挙式日 | 2011年7月18日 |
---|---|
会場 | サルーテ竹芝 |
3人のお子様がいらっしゃる新郎新婦。「ありきたりの結婚式にはしたくない」「家族で一番の思い出にしたい」など結婚式に対して熱い思いをお持ちでした。
打ち合わせを重ねる中で、ある時、新郎から、「新婦が再婚で、長男がその連れ子」という事実を打ち明けていただきました。
見た目には、やんちゃな感じのする新郎ですが「長男と僕とは血はつながっていないかもしれません。でも、僕は、彼女と結婚したというより、長男と家族になったのだと思っていますから」とおっしゃる姿に、父親としての揺るぎない愛情を感じました。
そこで私達が考えたのは、新郎新婦にとって一番の思い出を作ると同時に、“家族の絆”を強くするような1日にしようということ。
掲げたテーマは「家族の結婚式」です。長男がいつか大きくなり、連れ子であるという事実を知ったとしても「自分は愛されている。だから、ここにいても大丈夫なんだ」そう思ってもらえるような結婚式を目指しました。
◇新郎新婦だけでなく、長男にも専属のカメラマンを配置(事前に面談の上、一番相性のいいスタッフを)。その時の、自然な表情を数多く写真に残して、将来に備える。
◇結婚式の記念品に、お揃いのペンダントを作る。家族がいつでも身に付けることができ、家族の絆を実感できるようにする。
◇長男からお父さんへ、サプライズの誕生ケーキを手渡し。大勢のゲストの前で、父と子、二人の大切な瞬間を写真におさめる。
“記憶”と“記録”に残すために、様々な工夫を凝らしました。長男に事情を知られず、かつ一部のゲストにも事情を隠したまま、みんなに楽しんでもらうことは決して簡単なことではありませんでしたが、その分、「今日が終わるのがもったいない、ここで結婚式をしてよかった」そんな嬉しい言葉をいただき、ほっと安堵することができました。
なお、ブライダル業界には“心に残る結婚式”を競う『Good Wedding Award』というコンテストがありますが、この結婚式は2012年ソウル賞に選ばれています。
結婚式の素晴らしさをより多くの方に知っていただく良い機会になると考え、私の方でエントリーをお勧めしたのですが、もちろん、そこには長男に事実が伝わってしまう恐れもありました。エントリーの前に、新郎に包み隠さずお話したのですが、新郎は「関係ないっすよ。今更ばれたところで、俺達家族は何も変わらないですから……全部、あの結婚式のおかげですから。だから全然問題ありません」と言ってくださいました。
家族の揺るぎない絆を感じ、感激しました。
ご家族は、今も時々、式の舞台となったレストランを「あの日の気持ちや思いに戻れる大切な場所」としてご利用されています。これは会場挙式にはない、レストランウェディングならではの利点かもしれません。
ちなみに、新郎は長男に対して「大きくなって初めてデートする時は、このレストランをつかえ」とか「お前も結婚式をするときは、新屋さんに頼め」と言っているそうです。まだ遠い先のことで、だいぶ時間がかかるかもしれませんが、私もそれを大きな励みにがんばります(笑)。
見た目には、やんちゃな感じのする新郎ですが「長男と僕とは血はつながっていないかもしれません。でも、僕は、彼女と結婚したというより、長男と家族になったのだと思っていますから」とおっしゃる姿に、父親としての揺るぎない愛情を感じました。
そこで私達が考えたのは、新郎新婦にとって一番の思い出を作ると同時に、“家族の絆”を強くするような1日にしようということ。
掲げたテーマは「家族の結婚式」です。長男がいつか大きくなり、連れ子であるという事実を知ったとしても「自分は愛されている。だから、ここにいても大丈夫なんだ」そう思ってもらえるような結婚式を目指しました。
◇新郎新婦だけでなく、長男にも専属のカメラマンを配置(事前に面談の上、一番相性のいいスタッフを)。その時の、自然な表情を数多く写真に残して、将来に備える。
◇結婚式の記念品に、お揃いのペンダントを作る。家族がいつでも身に付けることができ、家族の絆を実感できるようにする。
◇長男からお父さんへ、サプライズの誕生ケーキを手渡し。大勢のゲストの前で、父と子、二人の大切な瞬間を写真におさめる。
“記憶”と“記録”に残すために、様々な工夫を凝らしました。長男に事情を知られず、かつ一部のゲストにも事情を隠したまま、みんなに楽しんでもらうことは決して簡単なことではありませんでしたが、その分、「今日が終わるのがもったいない、ここで結婚式をしてよかった」そんな嬉しい言葉をいただき、ほっと安堵することができました。
なお、ブライダル業界には“心に残る結婚式”を競う『Good Wedding Award』というコンテストがありますが、この結婚式は2012年ソウル賞に選ばれています。
結婚式の素晴らしさをより多くの方に知っていただく良い機会になると考え、私の方でエントリーをお勧めしたのですが、もちろん、そこには長男に事実が伝わってしまう恐れもありました。エントリーの前に、新郎に包み隠さずお話したのですが、新郎は「関係ないっすよ。今更ばれたところで、俺達家族は何も変わらないですから……全部、あの結婚式のおかげですから。だから全然問題ありません」と言ってくださいました。
家族の揺るぎない絆を感じ、感激しました。
ご家族は、今も時々、式の舞台となったレストランを「あの日の気持ちや思いに戻れる大切な場所」としてご利用されています。これは会場挙式にはない、レストランウェディングならではの利点かもしれません。
ちなみに、新郎は長男に対して「大きくなって初めてデートする時は、このレストランをつかえ」とか「お前も結婚式をするときは、新屋さんに頼め」と言っているそうです。まだ遠い先のことで、だいぶ時間がかかるかもしれませんが、私もそれを大きな励みにがんばります(笑)。
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