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ブログ 大人のステキ結婚式

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おもちゃ箱ウェディング

      180331BLOG.png

こんにちは。
ウェディングデコレーターの新矢ヒカルです。
この週末で桜の見ごろを過ぎると天気予報では言っていますが、
もう1週間頑張ってほしいなぁーcherryblossom

今日は・・・ふと気づくと昨日がこのおふたりの結婚記念日でした。
おめでとうございます!
十数年前に担当をさせていただいたレストランウェディングでの
結婚式のお話です。

新郎はバイクが好き、新婦は歌うことが大好き!
そして、おふたり揃って、たくさんの趣味があって、
打合せの度に色々なお話で盛り上がったことを思い出します。
そんな中、結婚式のテーマをどうしようか・・・となり、
趣味の多いおふたりだからこそ、なかなかまとまらず・・・think
最終的にはこんな提案をしました。

「いろんなことを入れ込んで、『おもちゃ箱』というテーマで
進めてはいかがですか?」


この私の提案におふたりはすんなり納得をして、
そこからの進行を作っていくスピードは速いものでした(笑)
目で見えるところは本物のおもちゃを色々とディスプレイして、
ゲストに自由にお持ち帰りをいただきました。
新婦はお得意のカラオケを最後に新郎に贈る歌として、大熱唱!

挙式は人前式でしたが、キチンと行い、
その後の披露宴は本当におふたりらしいエッセンスが
たくさん詰め込まれた『おもちゃ箱』のような1日で、
レストランにはずっと笑い声が絶えず、レストランウェディングらしい、
自由で楽しいウェディングとして、
十数年たった今でも私の記憶に根付いています。

おもちゃ箱の新郎新婦さんはお元気ですかねー?
ちょっと懐かしい気持ちになった週末です。
皆さんにとってもステキな週末になりますように!

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同じことを続ける意味

190220blog.jpg
こんばんは。
ウェディングデコレーターの新矢ヒカルです。
ちょっと夜遅いブログ更新は本当に久しぶりです。

今日は以前の仕事仲間と彼女の転職先のことと、
私の近況の報告で数か月ぶりに会って、食事をしてきました。
約束の日まで本当にバタバタで・・・
最近偶然にテレビで見たレストランが気にかかり、予約をしていました。

レストランに入ると・・・。
忙しそうにけどスマートに仕事をしているサービスマンが目に入り・・・
「あっ!」happy02
以前に結婚式でお世話になったところでご一緒させていただいた方でした!
(ちょっと大きな声を出してしまいました、すみません・・・)

そして、私たちのテーブル担当をしてくださり・・・
デザートの皿には「お久しぶり!」って(笑)
あまりにスマートで、ステキなユーモアに歓声をあげてしまいました。
 (2回目のちょっと大きな声、すみません・・・)
予想もしなかったことをさりげなく、
これが私のステキだなぁーって思うサービスマンです。
いい気持ちで食事をさせていただき、ありがとうございました!

実は。
今日のこのレストランではもっとすごい「お久しぶり!」
起こっていたんです!
いい気分で席について食事をしていたら・・・
私の司会を横切った見覚えがあるような顔のサービスマンが・・・。
「まさか・・・」

私が社員として勤めた最後のレストラン。
そのレストランの方でした。
恐らく、恐らくですよ。
その方はたぶん、婚礼があまりお好きではなかったんだと思います。
結婚式当日には確か1度もお目にかからなかった記憶があるので。
そんな経緯もあり、良好!という関係ではなかったかもしれません。

そのレストランを退職してちょうど10年がたっていましたが、
たぶんお互いに気づいていたと思いますが、
お話をするタイミングもないまま。今日はレストランを後にしました。

10年たっても同じ仕事を変わらずしている姿にちょっと感動しました。
私は金融会社や商社とか、いわゆる一般企業からのウェディングプランナーへ
転向しました。
サービス業に対してあまりいいイメージを持っていませんでしたが、
レストランウェディングを手掛けるようになり、
また、社員としていくつかのレストランのブライダル事業部で
勤めてきました。

そんな中で、レストランの中のキッチンスタッフの努力、
サービススタッフの地道な作業の積み重ねが
レストランを心地いいものにしてくれます。
また、レストランのお客様のざわめき心地いいと感じるようになりました。

レストランの仕事って、サービスマンって、
本当に大変な仕事なんです!
ちょっとした心遣い、頭の回転や感性を尖らせることで、
お客様を見えない糸で繋げることが出来る仕事なんです。

10年とかって、執着では仕事は続けられないと思います。
きっと、私には愛想のなかった10年ぶりに再会した?サービスマンは
本当にレストランが好きなんだろうなぁ・・・
そんな思いを巡らせ帰りました。
今日はなんだか素直に話かけられませんでしたが、
次にお会いする日があれば・・・
「お互いに変わらず続けてますね~」
なんて、話しかけてみようかなぁって思います。

明日もいい1日でありますように!

「シェ・トモ」で結婚式はいかがですか?

こんにちは。
アシスタントの前田です!
 
今日は、銀座シェ・トモでの撮影のお話をしたいと思います。
 
銀座の1丁目にある「シェ・トモ」は、ポーラビルの11階と12階にあります。
各階で全く違う雰囲気なので、同じ店内でありながら2つの顔を持つ」
をテーマにした
撮影でした
 
天井高の自然光溢れる会場と

image1 (1).jpeg

ロココ調の気品ある重厚な会場。

image2 (2).jpeg

どちらもそれぞれの魅力があり、とっても素敵ですshine
 
また、店内にはところどころに「T」の文字があり、
それを探すのも楽しみのひとつです。

image1 (2).jpeg
 
撮影は早朝から始まり、ディナーが始まる前には全てを終了しなくてはいけないという、
ちょっぴりハードなスケジュールでしたが、
なんとか無事に終えることが出来ました。

休憩時間にはシェ・トモのランチを頂き、贅沢な時間を過ごしました。
市川シェフのお料理はどれも美味しく、なんといっても
山梨県産の無農薬野菜を使っているので、
山梨出身の私にはとっても親近感があります。
 
それがこちらです!

image1.jpeg

とっても可愛らしいですよね!
 
こちらは子羊のメインです。

image2 (1).jpeg

見た目で楽しく、食べて美味しい、旬の食材を使い素材の味、
食感、香りを楽しめるお料理です。
 
素敵な会場と、美味しいお料理!
ぜひ「シェ・トモ」で結婚式をしてみませんか?
 
なかなか、文章では魅力が伝わりにくいと思うので
ぜひ一度足を運んでいただきたいです。
 
そして演出には「デザートビュッフェ」がおすすめです。
デザートビュッフェは見た目も可愛く、ゆっくりゲストと写真を撮れる時間もあるので、
アットホームにゆったりとしたひと時を過ごせるのではないでしょ
うか。
 
たくさんのデザートの中から好きなデザートを
好きなだけ選べるデ
ザートビュッフェは、ゲストも嬉しい演出の一つです!
 
特に女性は甘いものが好きな方が多いので、
デザートビュッフェという言葉だけでもわくわくしますよね。
 
全員一緒のデザートだと「生クリームが苦手…」
デザートはクリームブリュレが食べたかった」どの
好みを考慮することは難しいですが、

デザートブッフェなら好きなものだけを
満足のいくまで食べてもら
えます(*´˘`*)
 
新郎新婦も一緒に楽しめて、ゲストにも喜んでいただけると思います。
 
今日からはいよいよ師走ですね!
年末に向け、何かと忙しい時期ですが今年もあと少し、
頑張っていきたいと思います!

5月5日は・・・・・

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こんにちは。
ウェディングデコレーターの笠松です。

今日はいいお天気になりそうですね!
そして5月5日はこどもの日。
子供の頃どんな風に過ごしていたかは忘れてしまったのですが、、、
このお仕事を始めてからはほぼお仕事をしているので、
数年前までは『こどもの日』というよりは
ゴールデンウィークのうちの1日という感覚でいることが多かったです。

そんな何年か前の5月5日、
ある新郎新婦の結婚式にアシスタントとして
お手伝いに入らせていただきました。

通常は当日だけのアシスタントなのですが、
こちらのお客様は打合せやヘアメイクリハーサルなどにも
同席させていただき、何度かお話しさせていただいているお客様でした。

そのメイクリハーサルの時から思っていたのですが、
とにかくご新婦の肌がきれい!!!
リハーサルはすっぴんで来ていただくようお願いしているのですが、
何もしていない状態でもお化粧をしているかのように
とってもきめ細やかなお肌でした。

そして化粧品にもとても詳しくいらっしゃったので、
よくよくお話をお伺いすると・・・・・
ご新婦はある化粧品会社にお勤めの方でした。

そんな化粧品にも詳しいご新婦でしたので、
リハーサルの間も担当のヘアメイクさんと
他社さんの化粧品のことで盛り上がったり、
私はメイクの仕方を教えていただいたりと、
通常よりもリハーサルの時間が長くなってしまったのを覚えています^^;

そしてもともと日焼けをしやすいというご新婦でしたが、
結婚式までは日焼け対策もバッチリされていて、
もともとキレイなお肌が当日はさらに輝いて見えました。

当日はお天気も良く、ロケーションフォトへも行ったのですが、
自然光の中でウェディングドレスを着たご新婦は
本当にステキで撮影場所にいた他の方たちも皆さん目を奪われていました。

そして挙式・披露宴と滞りなく進み、
おふたりの控室へご挨拶へ行った際には
なんと!!
新婦がお礼ということで、お勤先の化粧品の詰合せをくださいました♪

今でもゴールデンウィークになると
このおふたりの事を思い出します。
今日はどんな記念日をお過ごしになるのでしょうか・・・?
きっとステキな1日を過ごされていることと思います。

Yご夫妻、結婚記念日おめでとうございます♪



美味しい演出♪

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こんにちは。
ウェディングデザインルーチェの笠松です。

明日からゴールデンウィーク後半!
明日はあいにくのお天気の様ですが、、、
皆さんそれぞれお休みを満喫されることと思います^^
そんな中Luceはお仕事をしているわけですが、、、


今日はタイトル通りの『美味しい演出』について
お話したいと思います。

来月少人数で挙式とご会食をされるお客様。
ご親族の皆様とゆっくりお話をしながら
お食事を楽しみたいとご希望されていました。

そんな中でも何か皆さんで楽しめる演出がないか
というおふたりが選ばれた演出は
『果実酒を作る!』というものでした。

果実酒・・・
お酒が好きな私は(笑)もちろん楽しそうなイベントだな~と思い、
ちょっと調べてみました。

果実酒を作る、というと真っ先に思い浮かぶのが梅酒で、
梅酒を漬けるというとなんとなく昔おばあちゃんが
漬けていたことを思い出し、、割とご年配の方がやるもの
というイメージがありましたが、調べてみると・・・・・

色々なフレッシュフルーツを使って作った果実酒が今人気との事!!
そしてさらに色々見てみると、披露宴のテーブルラウンドの際に
果実酒作成の演出をされる方もいるというものを発見しました。
ゲストが参加できるのはいいと思いましたが、
人数が多いとなるとちょっと時間がかかりそうだなーなんて思いましたが、
後々出来上がった果実酒を飲みに新居に遊びに来てね、
という意味を込めて披露宴の演出に取り入れる方が多いそうです。

最近は果実酒を漬ける器も昔からある普通の密閉容器だけではなく、
蛇口がついているなどおしゃれなデザインのものも増えているようですね。

Luceでは初めてのご案内となる果実酒作成!
もちろんステキな容器も手配をさせていただきましたので
当日の出来上がりがとっても楽しみです。

また当日の様子もこのブログでご紹介させていただきますね♪

「ピンチ」の向かいあい方

こんにちは。
ウェディングデコレーターの新矢ヒカルです。
いよいよゴールデンウィークに入りますね。

今年のゴールデンウィークは打合せの多い、相変わらずの過ごし方の
Luceのメンバーです。
皆さんはどう過ごされますか?

ゴールデンウィークを前に思い立ち、事務所の片付けを始めました。
引っ越してきてから、とりあえずの状態で仕事をスタートしましたが、
使い勝手がいいように、整理が出来ていなかった部分を
引っ張り出し、捨てるものは捨てる、で進めていました。
そこで、ファイルの中から以前、勤めていた会場で担当した、
忘れられない結婚式の翌日に新郎のお父様からのメールを
発見しました!wobbly

その忘れられない結婚式はゲストに対する表面上では
滞りなく、いい結婚式に見えたことと思います。
けど、私や当日関わったスタッフには忘れられない結婚式となりました。

それ以上に・・・
担当者だった私は既に9年以上の時間がたちましたが、
今でも「あの時に私がすべきだったことは他になかったのか」
「私の対応次第で回避できなかったか?」

・・・などと、考え込む日があるほどの事件が当日に置きました。

私もさすがに初めての経験でしたし、なかなかあることではないと思います。

手紙0428 (2).jpg
9年以上の時間がたったので、少しだけ書かせていただきます。

私が担当した新郎新婦はまだ若い同級生カップルでした。
打合せの時から、新婦は家族の話になると浮かない顔despairをしていました。
新郎からの情報を含め、新婦とお父様の関係が上手くいっていないのではないか、
というのは気づいていました。
優しい新郎は「新婦の両親に結婚式をプレゼントpresentしようよ!」とか
なんとか、その状況を解決するために動いていましたが・・・
新婦の答えは全て「NO」で、心はかたくななまま、当日を迎えました。

結婚式当日。
滞りなく挙式を執り行い、披露宴も新郎新婦はお色直しのため、
中座していました。
ただ、留袖を着慣れない新婦のお母様がご気分が悪くなり、
乾杯の後から、別室で休憩をされていました。

そんな中、「新矢さん!すぐに控室に来てください!!!」wobbly
と切羽詰まった様子のスタッフからインカムにメッセージが入りました。
「お母様が調子悪くなったのかなぁ・・・」
と不安になり、控室に駆け付けました・・・。

すると・・・予想外の光景が目に入ってきました・

もうそろそろお色直しの準備も整い、
新婦が迷いに迷ったお気に入りのカラードレス姿で号泣cryingしている新婦と、
その横で言葉も発せずに立ちすくんでいる新郎でした。


控室の外でヘアメイクを呼んで、事情を聞いたところ・・・
最初から結婚式に反対をしていた新婦のお父様が
体調不良になってしまったお母様を連れて、途中で帰ると言い出されて、
控室にいる新婦に「帰るから!」と言いに来られて、
そこで「帰らないで!」と新婦に口論になったそうです。

私は会場の新婦のお父様のお席を確認すると、いらっしゃいません。
慌てて、お母様が休憩している部屋に行くと、
ちょうどお父様とお母様が帰ろうとしている様子でした。
個人的な偏った見方で印象かもしれませんが、
お母様は帰りたくなさそうに見えました。
だから、お父様に状況を確認させていただいて説得を・・・
・・・している途中に聞く耳も待たれず、
身に覚えのないことを厳しく、相当な言葉を私に放たれました。

(その時は驚きとショックでしたが、時間がたって想像すると。。。
お父様は若くして嫁がれる新婦に対して寂しいと思っていたのかなと・・・
ここは詳細は書きませんthink

これ以上お話することは、新婦にとってもお父様にとってもいい結果にならない、
と判断しました。
最後にもう一度だけ、とお願いしましたが、ご両親は私の前からお帰りになりました。
たった5分足らずのことでしたが、控室で私を待つ新婦は長く感じていたでしょう。
そして・・・
控室へ向かう私は困り果てていましたが、

「逃げるわけにいかない!」bearingそんな思いだけでした。


新婦にご両親が帰られたこと、
(お母様の様子を見る限り、お父様も本意ではないはずとはフォローしました)
後半の進行が多かったので、あとの進行の変更は新郎の両親と話し合い、
変更する可能性があるけど、とにかく、私に任せてほしい、
・・・そんなことを話しました。

すると、新婦は・・・また号泣・・・。
「結婚式で手紙を読んで、
私の本当の気持ちをお父さんに知ってほしかった。
だから最後までいてほしかったのにー・・・cryingcryingcrying


もらい泣きしそうでした。
お父様への怒りが爆発しそうでした。

「お父さんのことはよく分かる。
けど、おふたりのために集まっているゲストのためにも今は頑張りましょう?」
「・・・はい」
新郎が新婦の手をぎゅっconfidentと握ったそのシーンを今でも鮮明に覚えています。

ヘアメイクさんに合図をして、控室に戻ってもらい、
もう一度ヘアメイクを直してもらいました。

10分もせずにゲストには少し長めのお色直しのお仕度を済ませ、
新郎新婦は控室を後にして、会場へ向かいました。

そこから、新郎のご両親に状況をご報告をして、進行を一任されたこともお伝えして、
予定していた、新婦のお手紙、花束贈呈は中止して、
謝辞は新郎のお父様だけ、前にお呼び出しをするということに決めました。
そして、新婦側の末席の親族は新婦のおばあ様だけが残っていらっしゃいました。
おばあ様は居心地悪そうに、小さくなって、何度もお詫びをされました。
おかけした言葉は忘れてしまいましたが、
ご両親の代わりにしっかりと見届けてあげてくださいね、
こんな言葉をかけるしか余裕がなかった記憶です。
新婦もご友人のお祝いの言葉やドレスを褒められたことで
しばらくすると笑顔happy01が出てきて、ホッとした記憶も残っています。

新郎のご両親と話した通りの変更をした進行で無事にお開きとなりました。
ゲストにとってはいい結婚式のお開きにしか見えなかったでしょう。


ゲストのお見送りをしている私の手元には、新婦の読むはずだった手紙が
残っていました。
悲しかったのか、寂しかったのか、悔しかったのか。。。
私は「このままではいけない!」と思い、司会者と音響にお開き後に
少し残ってもらうようにお願いしました。

そして、新郎のご兄弟がビデオ機材を持っていることに気づいていたので、
起こったことに戸惑った様子で、席にまだ座っていらっしゃたご兄弟のお席に
ご相談に行きました。
「事情があって、新婦のご両親は披露宴の途中で帰ってしまいました。
けれど、新婦はご両親のために手紙を書いて、お伝えしたいことがありました。
新婦のお父様もきっと、後日帰ったことを後悔するはずです。
その日のためにゲストが帰ったあとに、新郎のご両親も一緒に
お手紙の朗読と花束贈呈だけやりたいと思います。
おふたりがOKでしたら、そのビデオで映像を残していただけませんか?」

新郎のご兄弟は笑顔で快諾をしてくれました。

もしかしたら、後日にその手紙をお父様にお渡しすることで、
新婦の気持ちを伝えることは出来たと思います。
けど・・・。
嫁ぐ日である結婚式当日に、今までで1番きれいにな花嫁姿で
ドレスを着て、ヘアメイクをした花嫁姿で伝えられたら、
新婦は当然ですが、後日映像を見た新婦の両親にももっと強く、
その新婦の想いが伝わるのでは、って思いました。

ゲストが全員お帰りになり、会場の一部は片付けを進めている中、
司会者のコメント、音響のBGMの中、新婦のお手紙朗読と花束贈呈を
行いました。
新郎も少し涙ぐんでいました。
そこに居合わせたスタッフもいつの間にか片付けの手を止めて、
おふたりに・・・新婦に大きな拍手goodshineを贈ってくれました。


今、思い出しても。。。
時間外まで残ってくれた司会者さん、音響さんには本当にありがたいことでした。

「この映像を早く、お父様に見せれる日がくるといいですね」
新婦は笑顔から、また泣き出してしまいました。
けど、「ありがとうございました、手紙が読めて良かった」と言ってくださいました。

その日は2次会のお手伝いもさせていただきました。
全てが終わったあとにまた新婦は思い出したように泣かれていました。
夜遅くまで、ずっと新婦の近くにいた記憶があります。
私が担当者として出来ることの最後の1つだったんだと思います。

この夜の気持ちは私もいまだに上手く言い表すことが出来ないし、
忘れられない夜でした。
手紙0428 (1).jpg

翌日のまだ前日の結婚式のことが頭から離れず、ボーっとしていた私のもとに
新郎のお父様からメールがきました。

「うわっ、クレームかなぁ・・・」
と恐る恐る見てみると、真逆の内容でした。

素晴らしい結婚式になったというお礼と・・・
「突然のハプニングにも冷静に泰然自若に対応していただき、
仕事に対する能力の高さと日頃の結婚式に対する心構えを
垣間見ることが出来ました。
昨日の式は素晴らしい見本のような対応でした。
心から感謝いたします」
(抜粋)


(このメールを探し出した時、うれしかったのでそのまま記事に出しました)
そして、お父様からのメールにはこんなことも書いてありました。

「人生はピンチの連続です。
ピンチに振り回されるか、
ピンチはチャンスと思って対応するかによって、
その後に大きな差が出ます。
」(抜粋)


私の重い心を救ってくださったお父様からにメールでした。
この日から9年以上の時間がたち、また多くの経験を重ねた私に
このお父様の言葉は恐らく、その時以上に重く、響くものになりました。

あの日から9年以上が経ちましたが、
新婦のお父様はちゃんとお手紙朗読も映像を見てくれたかなぁ。
お父様は新婦に誤ってくれたかなぁ。
このメールを見て、改めてそんなことを考えました。

あの日から9年以上経っても私は「あの日に私が出来ることは他になかったか」と
考え、悩み続けています。
けど、これはプロのウェディングプランナーとして当たり前のことだと思います。
きっとこれからも節目に思い出す結婚式の1組になります。


結婚式にはおふたりだけでなく、色々な思いがあります。
新郎新婦は当たり前ですが、ゲスト全員に笑顔で帰ってほしい、
9年後の掃除で見つかったメールで、そんな想いが強くなりました。


私もLuceもまだまだ未熟です。
「泰然自若」だけど、心がある結婚式を創るウェディングプランナーで
いようと思います。

今日はちょっと長いブログになってしまいましたsmile
・・・結婚式ってライブですよねー?(笑)

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